【Pick UP!注目の八百屋さん】最新号のご案内♪
- Kumakyou.com
- 2022年10月1日
- 読了時間: 2分
今回のレポート(No.60)は、老舗『有限会社中村漬物』中村公一代表をお尋ねしました!
◆お店紹介◆
《有限会社中村漬物》
〒860-0058熊本市西区田崎町484(田崎市場えびす会内)
☎096-323-2773 営業時間 5:15~10:30
※休日:毎週水曜日・日曜日(祝日)
田崎市場内にある(有)中村漬物は、なんと大正13年10月創業で今期98年目を迎える漬物業界の老舗です。そこで今回は、中村公一代表にお話を伺いました。
創業者の先々代は、新町の漬物屋で修行を積んでのれん分けで営業開始との事。創業当時の苦労話として、父から、先代は「リヤカーで阿蘇まで販売に出向き、帰りに野菜を生産者から大根などを仕入れていた」との話を先に亡くなった父を思い出しながらお話頂きました。また、坪井川を上がってくる船で「明八橋」の船着き場で仕入れや商品の出荷をしていましたとのことでした。創業当時は、交通インフラも整備されていなかったことから、ご苦労も想像を絶するものであっただろうと感じました。
ちなみに大正時代の漬物をググ(ネット検索)ってみたら、明治の文明開化以降日本人の食卓は一気に西洋化するも依然として漬物は、食卓を飾る副菜の座を維持しており、その後、昭和にかけて漬物製造専門のメーカーへと発展したそうです。
その老舗の味を次世代へと繋ぐ三代目として、朝市のセリで新鮮な「旬」の野菜などを仕入れて九州地区特有の醤油の甘味を生かした商品群を県内のお客様に販売していることから消費者から愛され、親しまれています。そこで、この味を広くお届けするためにネット販売も視野に入れておられるとの事でした。
食生活やライフスタイルの変化に加えここ数年のコロナ禍の影響は大きいが、健康訴求商品としてキムチ・らっきょう漬け・浅漬けなど植物繊維や乳酸菌などの機能面を重視した「おにぎり」や「チャーハン」の具材としてアレンジして多彩な食材で食卓を飾ることを目指しています。
”創業100年”へ向けて益々意気盛んな (有)中村漬物の商品をぜひ一度ご賞味ください。
(2022.10月号)
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